美肌におすすめ・ローズヒップ&ハイビスカスのハーブティー

「天然のビタミンC」を取りたい時に飲んでいるローズヒップ&ハイビスカスのハーブティ。成分が、どうやら美肌にも良いようなのです。

Hampstead Teaのローズヒップ&ハイビスカスは、オーガニックで味も酸っぱ過ぎなくて飲みやすく、レビューも良いですね。

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ローズヒップ、ハイビスカス、ラズベリーの組み合わせ

このハーブティ、原材料で一番多いのは、ローズヒップではなくハイビスカスです。原材料はとてもシンプルながら、実に素晴らしい組み合わせです。

Hibiscus ハイビスカス(フェアトレード・オーガニック)

rosehip ローズヒップ(オーガニック)

orange peel オレンジピール

raspberry extract ラズベリーエキス

ハイビスカスのクエン酸、カリウム、ビタミン、ポリフェノール

ハイビスカスと言えば南国のトロピカルな、こんなお花ですが・・・

ハイビスカスティーに利用されるのは、アフリカ原産のHibiscus sabdariffa。英語名でローゼルといいます(roselle)。

よくある感じのハイビスカスとは全然違う特徴的な形をしています。


(※ローゼル:Roselle、Hibiscus sabdariffa の乾燥した状態 / フリー画像。乾燥していない状態のローゼルはWikipedia「ローゼル」でご覧いただけます)

 

ハイビスカスティーに利用されているローゼルには、昔、疲労回復で有名だったクエン酸と、利尿作用で有名なカリウムが多く含まれています。もちろんビタミンCはじめ多くのビタミン、ミネラルポリフェノールなども含まれます。

クエン酸について
クエン酸と言えば、疲労回復、PH調節、ミネラルの吸収、血流を良くするなど、健康に良い効果が期待されるものですが、一昔前までは「疲労物質である乳酸を除去する」と言われていましたが、その後否定説が増えています。「乳酸は時間とともに減少する」とか、「クエン酸が乳酸を分解する事実はない」さらには「乳酸は疲労物質ではない」とか。「疲労の原因は酸化だ」とか。一方で、「筋肉の細胞に出来てしまった乳酸は時間が経っても何にも変化出来ずにそのまま残り、疲労の原因になるから、やっぱりクエン酸で回復出来るのは間違っていない」とか、「体のエネルギーとなる炭水化物を食べると、体内でブドウ糖(グルコース)になってからエネルギーとして働くが、エネルギーになるときに激しい運動などで、酸素やビタミンB1などが足りない状態では、糖がエネルギーになる際に乳酸が多く出来てしまう」しかし「さらに運動を続けた場合、エネルギーが足りなくなると、乳酸がクエン酸に変化して、エネルギーとなって働くから、必要な量の乳酸なら問題ない」とか。クエン酸については諸説多すぎて何が正しいのか、管理人にはよくわかりません。さらにハイビスカスティーには「リンゴ酸」も入っています。
リンゴ酸は脂肪酸を分解する働きがあるのだと聞きます。リンゴ酸は、クエン酸回路でオキサロ酢酸に変わって最後にまたクエン酸に戻るのだとか。そんなことで、クエン酸やリンゴ酸を疲労回復などのために取りましょうという話がいっぱいあるわけです。
人間の体には、エネルギーを作り出すTCA回路なるものが存在し、別名「クエン酸回路」と言いますが、食べた物の栄養素がブドウ糖、アミノ酸、脂肪酸などになった後、最終的にアセチルCoAになって、このクエン酸回路に入り、酵素や補酵素の働きによってクエン酸などの有機酸に変化するなどの働きによってエネルギーが作り出されるそうです。そこでクエン酸などを取ると、この回路が活性化されるという考えがあるようなのですが、個人的に、体の中の決まった場所で作り出されるクエン酸やリンゴ酸と、体の外から取り入れるものと、まったく同じ働きをしてくれるのか?という疑問が付きまといます。個人的には酵素・補酵素を適度に摂って、自分でクエン酸等の有機酸を作りたい。という風に思います。
とにかく、そんなクエン酸やリンゴ酸がハイビスカスティーには含まれています。

 

ハイビスカスティーには、クエン酸やリンゴ酸以外にも、ハイビスカス酸というコレステロールを下げるとウワサの酸や、カリウムやポリフェノールなどが含まれます。カリウムは利尿作用でむくみなどに効果的ですね。

ポリフェノールは抗酸化物質。過剰な酸化から体を守ってくれますね。

 

さて、ハイビスカスとの相性がとても良いとされているのがローズヒップです。

ローズヒップのビタミンCとバイオフラボノイド

ローズヒップ(Rose Hip)は、バラの花びらが落ちた後に出来る実。天然のビタミンCが豊富で、ハーブティーやサプリメントによく配合されています。

ローズヒップは「ビタミンの爆弾」とも言われていますが、その理由は、ローズヒップのビタミンCに20%も含まれているバイオフラボノイドにあります。

バイオフラボノイド、別名「ビタミンP」。

ビタミンPというビタミンは実際には存在しません。浸透を意味する「permeability」の頭文字のPから名づけられたそうです。

毛細血管浸透性因子とも呼ばれる。バイオフラボノイドの第一の機能は、毛細血管を丈夫にし、吸収力を調節することなのだ。結合組織の健康を保つうえでビタミンCの助けをする。
(出典:完全版Vitamin Bible ”ビタミンP”より Earl Mindell 著、丸元淑生 訳 )

バイオフラボノイドが多く含まれるローズヒップのビタミンCは、壊れにくく、より自然な形で吸収されるそうです。

ビタミンCと言えば、強力な抗酸化作用、他の栄養素(鉄分など)の吸収率を高める作用、美肌のために大切なコラーゲンの合成などが有名です。

みずから体内でコラーゲンを合成する事は、外からコラーゲンを取り入れる以上に大切なはず。

ハイビスカスとローズヒップは、味の相性だけでなく、ハイビスカスのクエン酸、リンゴ酸、の効果をビタミンCで高めたいところです。

ラズベリーの脂肪燃焼効果と結石予防効果?

ラズベリーは、高い抗酸化作用、美白作用で話題のエラグ酸、目に良いとされるアントシアニン、さらに脂肪分解作用があると話題です。

2002年、クラシエホールディングスがキイチゴの香り成分(ラズベリーケトン)(英語:Raspberry ketone)に脂肪燃焼効果があることを発見した。唐辛子に含まれるカプサイシンに分子構造が似ており、効能はカプサイシンの3倍程度とも言われる。ラズベリーケトンを配合したダイエット用補助食品が人気を集めた。だが、ラズベリーケトン製造工場の従業員が白斑症状を発する被害が出たことが判明している。
(出典:Wikipediaフリー百科事典「ラズベリー」)

↑引用内にある白斑の件は、製造現場の従業員の方に起こってしまった症状で、天然そのままのラズベリーを食べた人に起こったものではありません。

ローズヒップのポリフェノールにも脂肪燃焼効果があると言われているので、ラズベリーとの相乗効果でさらにダイエットに良い「かも」しれません。

 

さて、以前ビタミンCを摂りすぎると腎臓結石になると言う話がありましたが、現在は否定されているようで本当のところはわかりません。もしも心配している人には、ラズベリーに結石予防効果があるという話がありますので、そうした意味ではこのハーブティはビタミンCも摂れるし、でも結石予防にもなるラズベリーも含まれているという点ではうれしいです。

ビタミンCには光毒性の心配無し

ビタミンCがたっぷり含まれる柑橘系は光に合った時に、紫外線感受性のある成分によって皮膚にダメージを与える光毒性が心配されていますが、柑橘系全てではなく、気を付けるべきはベルガモット、グレープフルーツ、レモン、アンジェリカ・ルートなどです。

とにかく、これらの理由から「ビタミンCは光に当たるとダメ」という思い込みが一部で広がっていました。

特定の精油を高濃度で使用した場合にこうした悪影響が出るのは事実ですが、濃度を1%以下にするなどしたり、例えばベルガモットに含まれる光毒性のある成分フロクマリンを取り除いた精油(フロクマリンフリーFCF)などを利用したりして安全に対処している例も。

とにかく
今回のローズヒップとハイビスカスならその心配はいりませんね。

おいしいハーブティで美肌に

ということで、Hampstead Teaのローズヒップ&ハイビスカスには、書ききれないほどの効能が期待できそうです。

ハイビスカス(ローゼル)のクエン酸で疲労回復(?)、酸性に傾いた体のphを調節、血流改善、ポリフェノールで抗酸化、ミネラル吸収、カリウムでむくみ改善、ローズヒップの強力なビタミンCで抗酸化、栄養の吸収促進、コラーゲンの生成、ラズベリーの抗酸化、アントシアニン、エラグ酸の抗酸化、ローズヒップとハイビスカスの脂肪燃焼効果etc…

 

さらに原料(ハイビスカス、ローズヒップ、オレンジピール、ラズベリーエキス)のすべてに天然のビタミンCが含まれていますので、これでもか!とビタミンCを補給できそうです。

管理人は量や吸収率よりも、天然のビタミンCをとる事にこだわっているため、このハーブティはトリプルでうれしいです。(※どんなものも摂りすぎは栄養の偏りの原因になりますので飲み過ぎ注意)

 

それにしても天然の色って素敵ですね。

酸っぱすぎないですが、甘さはほとんどありません。さわやかなハーブティです。

アイハーブで買ったドライマンゴーと一緒に。

さらにトロピカル気分。

アメリカ好き管理人は、もうこれだけでハワイにいる気分を満喫できます。

ハイビスカスのカリウムによる利尿作用に注意して、時々飲んでいます。